蔵書票の素材変更についてのお知らせ


蔵書票の素材変更についてのお知らせ

この度、蔵書票の素材を変更する事になりました。
単純にご説明すると、
耐水性の金フィルム→非耐水性の金ホイル
になります。
つまりは水に弱くなります。

通常であれば、ここで価格もお安く出来るはずですが、
大変申し訳ないのですが、今回はそれが出来ません。
以下その理由を記載します。
今に決めた問題ではなく、結構前から考えていた事なので、長くなります。
申し訳ございません。


●何故耐水にしたのか。

まず、何故蔵書票なのに耐水でつくったのか。をご説明します。
蔵書票とは、本の持ち主の名前を書いた札の様な物で、
西洋では昔から、自分の好きな物や職業を表す図案等を描いた(正しくは木版等)ものが多く有ります。

私がこの蔵書票をつくったのは、今から4〜5年前です。
当時は周りの作家さんも制作していなかったので、珍しい様で、よく説明を求められました。
学生の時に銅版でつくる授業を受け、いつかつくりたいな。と思っていた商品でした。

4、5年前の当時は、まだステッカー印刷(四角や丸いシール)が主流でした。
しかし、漸く自由な形に切っても、ロットが小さく個人の予算で発注出来そうな業者も出始めました。
蔵書票を紙で作って売っても良かったのですが。(そもそもそういった物なので)
貼る時に手間になるので、折角だしシールにしよう。となりました。

そこで、新しい業者に発注となりましたが、折角だし金に印刷したい。
白い印刷も珍しい(当時は…;)ので試したい。形もカッコ良くしたい。
と思い、発注しました。予算は思った以上に高かったですが、
そこまで委託先も多く無いし、自分で売れば大丈夫だろうと単純に考えていました。
この時、業者さんには金の紙はなく、「金のフィルム」しかありませんでした。
最初から高価格だったので、ラベル印刷はこういうものと思っていました。

こうして、本が濡れても無事。という、蔵書票には無駄なスペックのラベルが出来ました。
折角非常に丈夫なラベルができたので、本以外にも瓶や陶器に貼ってインテリアとして使ってもいいですよ。
と蔵書票を余り使わないという方にも上記謳い文句でご案内しました。

●何故今更素材変更なのか。

上記にご説明した通り、そもそも紙でつくろうとしたものの、
選択肢に無かったのでフィルムになりました。
さらに、単なるシールではないので、説明書とヘッダーをつける事になり、
消耗品、人件費的にも他と比べて掛かる事になりました。

当初はまだ新しく、イベントでも好調でしたので、
原価や人件費、利益についてそこまで気にしていませんでした。

しかし時がたち、2年程前から取引先も増え、
イベントでは他の新商品に場所を奪われ…
ついに委託販売率>イベント売率になりました。
という事で、更に委託料がかかることになり、蔵書票単体の利益としては、
ほぼ無いという状態になりました。

イベント売のみにしたらどうか。
と考えましたが、そもそも価格が低い(176円)上に、新商品でもないので、
製造費等を考えると廃盤にした方が良いという事に気付きました。

よし…そろそろ廃盤にしよう!
と思いましたが、ここ2年程で他にも蔵書票を出す作家さんが増えて来ました。
そのため、落ち込みつつ有る蔵書票の売れ行きが上がって来たのです。
特にお店(委託や卸)での販売率が上がりました。
ここで廃盤というのも気が引けるし、そもそも苦労してつくったデータ。
気に入っていた商品だったのでずるずると…考えない様にしていました。

そんな時(1年前程)ノベルティで金ホイル紙に印刷をする事になりました。
先の業者のメニューに、いつの間にか金ホイル紙が加わっていたのです。
仕上がりは、綺麗でした。
蔵書票はフィルムなので、油性のインク。少しがはじかれた様なにじみがあります。
でも、金ホイル紙は紙への印刷なので、他のと比べても綺麗。安定感がありました。

この印刷が切っ掛けとなり、金フィルム(耐水)をやめて、金ホイル紙(非耐水)で作って製造を続けられないかと考える様になりました。

●何故価格据え置きなのか。

上記にも書きましたが、既に蔵書票を販売することでの利益はほぼありませんでした。
最初によく考えず値段を設定してしまい、完全に私のミスです。
消費税改定の際に少し上げたらよかったのですが、
そのときは廃盤にするしか無いという意思が大きく、視界から外れておりました。

しかも、少し上げたらよい。という訳ではなく、大分上げないと大して変わらない。という現実が余計に腰を重くさせました。
今の価格に+3割で漸く…という所です。かなりの値上げです;

現にここ1年は…(気付いていたお客様もおられると思いますが)
売り切れても生産しておりませんでした。
もうつくらないのですか?と聞かれても上手く応えられず、
申し訳ございませんでした。


上記の事から、今回の素材変更は、廃盤を切り抜けるために必要である。
と考えております。
お値段をお安くする事はできず申し訳ございません。
安定的に生産出来る様に頑張りますので、何卒よろしくお願い致します。

●変更段階と実物写真
最後に、新しいものが上がって来ましたので画像を載せます。
上記説明した通りの感じですが、再度違いを載せます。
NEW非耐水性:線画は細く細かく出ます。色は明るい感じで綺麗な印象です。
旧型耐水性:焼き付けされたような感じで線は太いですが、味があります。



変更店一覧
三省堂札幌店、神保町いちのいちソラマチ店、三叉灯
※出荷したお店一覧ですので、導入は近日中となります。
かならず各店にお問い合わせ下さい。


左黒:新型(非耐水性) 右白:旧型(耐水性)


説明が長く、申し訳ございません。
何卒よろしくお願い致します。




 

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